AZAMI　AGENT

大量に届いたエッセイ集、じっくり見てみた。

違和感。それは文字の印字が薄いこと。それと刷りムラ。

これは絶対あってはならないこと。なので昨夜は一睡も出来ず。

せっかく発送の準備も万端に整えて待っていたのに、かなりショックである。

ほぼ完璧な原稿データを渡したにもかかわらず、これはどうだ。

許せる範囲のミスではないので、やり直してもらうしかない。

急遽、印刷製本の担当へ電話をして原因を糺す。それから

デイリースポーツのコラムでエッセイ集の紹介文を書いてくださる

ことになっていた井上さんに電話をいれ事情を説明した。

残念だ…、井上さんも悔しがって下さったが、もうどうしようもない。

あとは、しっかりといい本が出来るように細かい話を詰めて

今度こそ失敗のないようにしてもらうしかない。

最後の最後にこんな落とし穴が待っていたなんて、想定外だった。

参加者の方々には本当に申し訳ないけれど、こんな不完全な

エッセイ集を届けることは絶対に出来ない。

クリスマス・プレゼントのはずが、結果的にはお年玉になってしまった。

そのときには絶対に納得のいく仕上がりのエッセイ集が出来ている

事を願う。でないと、これまでこのエッセイ集にかけてきた膨大な時間と

労力と情熱が無駄になってしまう。こんな時こそしっかりと状況を受け止めて

前向きに考えよう。