
中日新聞が昨日届きました。
山内令南作品集『夢の誕生日』の記事は5月13日付けの中日新聞朝刊文化欄に
かなりのスペースで大きく取り上げられました。
「山内令南さんの遺稿集刊行」と題したこの記事は、山内令南さんの写真と一緒に、
この本を自費出版した古川妙さんの写真も掲載され、二十年来の知人だった古川妙さんが
末期癌で自宅療養中の衰弱した山内さんを説得して入院させ、臨終まで寄り添いつづけたこと。
葬儀のあと、アパートの遺品・遺作を引き受け、整理中に作品を読む中でリアリティーある作品に
心を動かされたことなど、この作品集制作を思い立った経緯が紹介されています。
「私がしなかったら、彼女の作品はもう世にでないことになる」
この記事の反響が大きかったのは、友人として、否、友人の枠を超えた使命感と行動力をもって、
古川妙さんが亡き友人の書き残した作品を形にし世に出してあげたいという思いが綴られていたからでした。
「心に何らかの波紋が広がり、自分自身と向き合えるかもしれない作品。
読むと死んだら終わりじゃないことが分かる」 (古川さん談)
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