
3月21日、西郷かの女さんの句集「冬の陽炎」を刊行しました。
ほどなくあざみエージェントのHPにアップ予定。
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春愁や原始ピカソの女たち
こっそりと梯子を降りる炎を抱いて
亡弟よ地にも天にも二輪草
あの星の隣りの星になりたくて
秋は秋の彩を重ねて足速に
耳飾の少女が首振って 冬
ほのぼのと灯る私の現在地
豪雪の新潟に生まれ二十代に川柳と出会って以来ずっと川柳とともに
歩んできた川柳家・西郷かの女の三冊目となる句集。
長い闘病生活の中で生み出された川柳はその一句一句が命の痛みを
乗り越え昇華されて美しくかがやく結晶となっている。
(紹介文より)
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部数限定ですので在庫切れの節はご容赦ください。
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