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山内令南さんの投稿記事

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年明けから山内令南さんが新聞や雑誌へ投稿した記事の整理にかかっている。
2010年10月16日号の「週刊現代」読者の声欄の記事を紹介してみたい。

【死ぬと分かってやったこと】

 私は、食道がんで医師から5年生存率ゼロを告げられた身である。
10月9日号『大研究「いい死に方、悪い死に方」実践・実例編 死ぬと分かったら、
すぐやること』は実にタイムリーな内容だった。
 両親、兄ともがんで倒れており、その時に、自分はどうするかという方針も決めていた。
手術、放射線治療、化学療法、という三大治療は一切しない。一人暮らしの上、頼れる
身寄りもない私には、体力や免疫力を低下させる治療は難しいからだ。そしてQOLを保った
まま身辺整理をし、最期はホスピスで、というつもりだ。
 昨年、同級生が亡くなった。突然死だった。遺言も何も、お別れさえ言えないまま逝って
しまった。この点がんはまだ時間がある。おかげで私は、友人知人、しばらく連絡をとっていない
人にもお別れを告げることができた。
 「いい死に方」ができるよう、その時が来るまで闘っていきたい。
                            (岐阜県 種田千里 51歳)
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