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舟と船

今、三浦しをんの『舟を編む』を読んでいる。

あれ?舟と船ってどう違うんだっけ?ただ大きさだけの

違いじゃないのか?と疑問に思い調べてみた。

舟は小型で手漕ぎ、船は大型で帆やエンジンで動く。なるほど…。

じゃあ、拙句を訂正しなくちゃ、と思い立つ。

「笑いながら大きな船になってゆく」(原句)これは間違い。

「笑いながら大きな舟になってゆく」これが正解。

広大なことばの海に漕ぎ出すための指標となることばの意味や解釈を満載した舟、

辞書編纂を舟を編むとは言いえて妙。

でも辞書は大小さまざま。大きな辞書でもすべて人間の叡智を結集して

作り上げる。じゃあ、大型で尚且つ手動ってことになると…。

いや、これはモノとしての客観的な大きさじゃないんだろうなぁ。

ことばの海はどこまでも広がっているから人間の叡智の結集といっても

ただちっぽけな舟にすぎない、でも小さくても心強いみちしるべではある

そういうことだろうか…。
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