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真昼のストレンジランド

GRAPEVINEのアルバム「真昼のストレンジランド」を

けっこうヘビーに聴いている。

私のバインデビューが「風の歌」で、ついで「真昼の子供たち」に反応したことから

コアなグレイプバインファンの友人がプレゼントしてくれたこのアルバム。

私は以前、「翁の家」という川柳連作を書いたことがあったけれど、あれも言わば

「架空の村」をテーマとしていたが、バインのこの「真昼のストレンジランド」はまさに

「架空の都市・異郷」についてのひとつのピカレスクロマンのような仕上がりで、これは

こたえられないくらい私をひきつける。

しかし、私たちは知っている。ストレンジランドとは現実の別の姿である事を。

このアルバムが「風の歌」で終わっていること。「風の歌」の歌詞が、

「風に吹かれて たったひとつの」で終わっていること。私たちに手渡されるこの先を

「たったひとつの」を探す旅を、私たちはそれぞれこのストレンジランドで続けていか

なければならないんだというメッセージだろう。

音楽性と文学性の融合。曲を聴かせるというより世界を聴かせる、響かせる

そんな感じを受けた。

http://tower.jp/article/interview/2010/12/17/73133
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