AZAMI　AGENT

義母の体調がいよいよ悪い。おまけに娘が飼っている三匹の仔猫のうち

黒猫のまめちゃんが猫伝染性腹膜炎に罹ってしまった。致命的な病気だ。

先日から、義母の付き添いと動物病院の往復。仕事にならない日々。

今日は青空書房へポスター撮影に行く日だが、撮影もそこそこに

すぐにおいとましないといけない。大きな時の流れの中にはこういう

ことは何度もあるのだろう。とにかく目の前の事をこなすだけ。

先日、Ｆさんから山内令南さんの原稿が届く。病床での走り書きが

多くて文字が小さくて薄かったりくずし字もあったりで判読に苦労

している。それでも、雑誌に発表された病床での短歌の何首かは

明らかに読み間違いだということも判明。やはり実際に原典に

あたってみることの大切さを実感する。読んでいて意味が通らない、

あるいは何か違和感のある句や歌は発表を信用せずちゃんと自分の眼で

見ないといけない。彼女も最期まで自分を叱咤激励しながら小説を

書いていた。私だって負けられない。