
昔、森永製菓からハイクラウンというチョコレートが発売されていた。
そのおまけにフラワーフェアリーカードが付いていて、私はチョコレートより
そのフラワーフェアリーカード欲しさにせっせとハイクラウンを買っていた。
もうかれこれ40年くらい前になるのか?
いろいろな花の妖精のカードを、こうやってべつのちょっと厚みのある紙に
貼り付けて栞として使っていた。
今残っているのはこのきょうちくとうの妖精の栞だけ。
この栞、今読んでいる森絵都の『アーモンド入りチョコレートのワルツ』に
はさんで使っている。偶然だけどチョコレートのおまけのカードがタイトルに
チョコレートが使われている本にはさまっているわけだ。
タイトルの短編もそうだけど、他の2編の短編の主人公たちはみんな中学生。
ハイクラウンをせっせと買っていたのはたぶん私の中学生時代。
そんなわけで、本を読む手を止めてしみじみとこの栞を見つめている。
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