AZAMI　AGENT

日曜日の夕方、帰りの新幹線の車中で携帯が鳴る。

義母の病院からだった。

当直の先生からすぐに連絡くださいとのことで、

化粧室横のスペースへ移動。

義母が貧血を起こし血圧が低下。これから輸血の処置を

したいんですけどと言う。詳しい説明をするから病院へ

きてもらえますかとのことで新大阪から病院へ直行した。

私が病室に入った時には義母の顔色も良くなり落ち着いて

話も出来る状態だったのでひと安心。

別室で説明を受けると出血の原因を調べるために胃カメラを

呑む必要があるけど高齢の上肺の病気もあって危険性もある

とのことだったので、とにかく輸血をして一晩様子を見て

くださいとお願いしてその日は帰宅。

そして月曜日の午後、胃カメラの検査を受けた結果、胃潰瘍と

十二指腸潰瘍が１２個もみつかって担当医もびっくりしていた。

「入院と痰の吸引のしんどさがストレスになってるのかなぁ、

早く帰らせてあげたいんですけどねぇ…」とおっしゃる。

でもなんらかの処置が必要な重篤なものではなくて薬で治療できる

ということで義母はまた服用する薬の量が増えることになった。

ひとまずは安心なれど、これによってまた退院が延びることに。