
「ことばの不思議展」が終わり、10月もはや半ば。
やっと心も体も余裕ができたので、半年ぶりに靭(うつぼ)公園に
隣接するお気に入りのカフェ「翠」へでかけてみた。
ここは私の好きな緑茶とそれに合うケーキがいただけるし、
ガラス戸の外には靭公園の緑が広がり、大阪市内とは思えない
のんびりくつろげる場所、だった…。
だった…、というのは、つまり、なくなっていたのである。
ちかくの小物屋さんで聞くと8月に親会社が潰れてしまい
喫茶店も閉店となったらしい。「翠」は儲かってたんだけどねぇ、
とのこと。ああ、私の数少ない天国のカフェがまたひとつなくなった(泣)
ほかにのんびりくつろげるカフェありません?と聴くと、ちょうど靭公園の
角あたりにあるイタリアンレストランっぽい店を紹介してくれた。
で、こうやって靭公園の緑をながめながら「おひとりさま席」で本を読んでいる。
江國香織の『日のあたる白い壁』。
江國が好きな絵とそれにまつわるエッセイ。
なかなかこころが贅沢になる本である。こういう本作ってみたいな♪と思わせて
くれる。自分のお気に入りのものについて何か書く、丁寧に書く。それは
とりもなおさず、自分の来し方のあらゆる記憶を丁寧に辿りなおしてみること。
秋の気持ちの良い午後。こんな本を読んでお茶を飲めるうれしさ。
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家に帰って共同通信社杯決勝の結果を確認。
うーん、予想していたこととはいえ、ちょっと嬉しくない結果では
ありました。16日は近プロ。この日は残念ながら取材に参加できず(泣)
SS班3人とヤンググランプリ出走組の面々にインタビューできるのになぁ。
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