
著者から箱一杯の原稿が届く。ずっしりと重い人生の言葉が詰まった箱だ。
今かかえている仕事の数を思う。とにかくひとつずつ仕上げていくしかない。
多忙な日常とは別に、本当の私はちょっと現実から浮いている気がする。
ちゃんと地に足をつけないと。
ポッカリと空に浮かんだままで冬 田村ひろ子 句集「夢のしっぽ」所収


ベランダには今日もメジロとヒヨドリがみかんを食べにやって来た。
いつもと同じ風景だけれど、彼らも今この瞬間瞬間を生きる糧を探し
命を繋いでいく。何者にも守られていない丸腰の命をさらしながら。
さあ、私も頑張るか。
真実はひとつ月夜の雁の群れ 田村ひろ子 句集「夢のしっぽ」所収
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